アンケート用の懸賞を用意して、アンケートを作成したけれども回答率が悪い。そんな場合は、回答者が答えづらい設問や構成であった可能性があります。ここでは回答を得やすいアンケート作成の基本を解説していきましょう。

■アンケートの目的と基準を明確にさせる

アンケートでは、回答率を上げ、多くのサンプル数を得なければ、意味がありません。そのためにも、回答者が答えやすいアンケートを作成することが一番です。
また、アンケートを実施して、集計後に不足していた質問に気付いたり、質問に対する回答が意図するところと違っていたというケースもあります。
このような事態にならないためには、アンケート調査の「目的」を明確にすることです。まず、アンケートの構成を考えるために、アンケートをする理由、そして問題と原因などを整理。そこからアンケートの内容と構成を考えていきます。

アンケートでは、十人十色の異なる感覚に対して、「ある基準」を設けて択一式で選んでいただき、統計を取る方法があります。

例えば「非常に良い」「良い」「普通」「悪い」「非常に悪い」の5項目択一などです。
データ解析時に間違った集計にしないためにも、回答者の意思が統一されていないと、正確なデータは収集できません。「非常に良い」「良い」「普通」「悪い」「非常に悪い」の5項目択一の場合、アンケートを答える人の感覚で基準がまちまちであるといえます。

Aさんが「良い」と思う基準と同じ状況でも、Bさんは「非常に良い」を選択するかもしれません。これでは、正確なデータの収集ができません。

したがって、アンケート回答者がとらえ方を統一できるアンケート項目をつくらなければならないのです。その方法として、各設問に対して、基準となる追記をしてくとよいでしょう。

例えば以下のような補足説明を
『サービスが今までの不満を解消するものであった場合には「満足」を、不満が解消されなかった場合は「不満足」を選択してください。また、どちらでもないという場合は「普通」を選択してください。』

■回答者に分かりやすいアンケートを作成

アンケートの回答率を左右するポイントは、「分かりやすさ」です。
質問の文章や選択肢の言葉や書き方に注意することで、より分かりやすい、回答しやすいアンケートを作ることができます。

【悪い例】
Q )このサービスは役に立ちましたでしょうか。思っていたとおりの内容でしたでしょうか。
上記のように、1つの設問の中で2つの質問をしてしまうことはよくありません。1つの質問に比べると、回答に倍の時間を要し、考えている間にアンケートに答えるのを止めようと思ってしまいます。

単純かつ1つの質問で、即答できる内容にします。また、選択肢も回答者が混乱しないよう、ストレスを感じないようにつくっていきましょう。
アンケートの構成も重要です。いきなり入力フィールドで回答させる内容はいけません。回答者が迷わず答えられる簡単な質問から始めましょう。

集中力を徐々にアップさせていくような質問順序にすることで、回答者はテンポよく、スムーズに答えられます。

【質問の順番】
(1)個人情報などの簡単な項目
(2)選択肢で選んで答えられる項目
(3)入力フィールドに記入して答える項目

また、アンケートの構成で時系列的な質問をする場合には、必ず過去の質問から始めましょう。未来のことよりも過去の出来事の方が、記憶を呼び起こし、未来の展望への回答へと結びつけやすいのです。
アンケートは、プレゼントを懸賞で提供したとしても、回答をしてもらわなければ意味がありません。「○○の満足度はいかがですか?」のように、丁寧な表現で質問事項を作成していきましょう。
アンケートはできる限り、回答者の負担にならない、面倒にならない質問方法で作成し、構成していきましょう。